Melancholiaの日記

日々の愁情を綴ります

最終課題とPrime3

 

寒気が押し寄せていた北日本の人間にとって,今日のような暖かい日は,私達の人生という座標系に於いて,正の方向へ進む勇気を与えてくれます.

 

 

私は今週の月曜日が講義の最終日であり,これが最後なんだなあと.

日曜日の夜に最終課題に取り組んでいる時には,何度も涙を流しそうになってしまいました.

涙を流しそうになったのは,問題が解けないからなのですが...

 

この最終レポートの提出義務があるのは,御馴染みの白髭TKさんと私の3人です.

しかし,この2人は既に課題を完結させ,私に見せまいと家に持って帰っているのです.

なんてイカれた奴らだ...

 

どうして一緒に課題をやらなかったのだと人は言うでしょう.

私は土曜日に学会発表があった為に,彼らとは時間位相があったのです.

よーいスタートで一緒に課題に取り組んでも絶対に私が遅いのに,先にスタートされたのでは,たまったもんじゃないです.

 

白髭は,「俺はゆっくりやるから大丈夫だよ」と私に伝えましたが,彼はよく嘘をつきます.

この2年間は幾度となく言われました.

彼はゆっくり,私は後ろから全速力で追いかけますが,全く追いつけません.

亀とアキレツのパラドックスです.

 

 

まあ結局最後は何とかなったのですが,最後の問題はReynolds応力の形で書いたNS方程式の導出でした.

学部の流体力学の講義にて,「NS方程式ってカッコイイ!」と頭のイカれた中学生のような脳内のニューロン発火現象が起こり,私は他大学の大学院進学を決意しました.

今でも鮮明に覚えています.

 

その為,最終課題がNS方程式の導出なんて,美しい最後だなと.

加えて,全然わからんかったtensorも使えるようになったなーと.

学部の春休みにDymとShamesの名著「Solid Mechanics -a Variational Approach-」の付録に載っていたtensorの勉強をしたことを思い出します.

色々と感動しました.

 

尤も,ウチの研究室の異才ダーキは中学生からtensorを知っていたらしく,ベクトルも行列も頭の中では1,2階のtensorが浮かんでいるようです.

そうです,私だけ頭が足りていないのです.

 

 

 

 

時間軸を進みまして

月曜日の夜には,追いコンがありました.

それはそれは楽しく,幹事をしてくれたM1のキノコ君には本当に感謝しています.

唯,

唯です.

問題は,全員が参加した訳ではなかったという事です.

B4が5人中2人欠席するという異例の事態.

 

 

来なかった奴等は純粋にカスです.

それ以上も以下もないです.

 

自分がお世話になった先輩の追いコンに参加しないなんて事ありますか?

何度も研究で助言をしてもらい,データを使わせてもらい,

ご飯にも連れていってもらい,時には優しく声をかけてもらった先輩に対して.

これはもう付き合いもクソもないです.

 

これだから今の若いのはとか,俺たちの時はとか言うオッサンの戯言は正直どうでもいいです.

アホなオッサンは,まともな学生生活送ってないのでアテになりません.

大学で何勉強したか聞いたら何も答えられません.

お前みたいな大人にならない様に俺は勉強してんだ馬鹿.

学生の質の割合なんて大体ガウス分布で近似できんだよ.

そんなもん,今も昔もたいして変わらない.

 

 

 

 

 

 

 

小学の時に,先生から

 

「111 222 333 444 555 666 777 888 999」を割る事ができるのは素数である37だけである.

すごいだろ?

俺は若いときは神童って呼ばれてたんだぞ.

お前等もこういう事を見つけれるようにならないと駄目だ.

 

と言われました.

 

 

 

 

 

確認をしない,何も見えていない.

そもそもお前の事など知らん.

こういう奴はたいした学生生活を送ってないんだなー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白髭:数学オリンピック出場経験のある研究室一の秀才でW.R.Hamiltonの生まれ変わり.JCが好きでアニメオタクのタコ野郎.

 

TKさん:森羅万象,諸事万端の知識を蓄える助平博士課程後期.頭の回転が非常に速く,彼の行動効率はカルノーサイクルをも凌ぐ.

 

ダーキ:超人類.球座標系のLaplace方程式を暗算で解く.普段は頭の中で高階のtensor計算を行っている.趣味はAKBとMJ.