隣の白髭さん
依然として喉の調子が悪い日々を過ごしております.
テレビでイタリア語の特集にて,ドイツ人は風邪をひいたらビールを飲んで治すと言っていました.
私も真似をしてビールを飲んでいるのですが全く治る気配がないです.
むしろビールを飲んだ翌日は確実に声が枯れています.
どうしてなんだ...
そうです.
その通りです.
私はドイツ人ではないので体質が違うのです.
やはり体質と習慣が影響するのでしょう.
自分がイタリア人だということを忘れていました.
さあイタリアンジョーク(私がイタリア人だという部分ではない)はこのくらいにして.
昨日は研究室の後輩達を引き連れてビアガーデンに行って参りました.
そこでビールを飲んだ訳です.
本来は大人数で平日の昼間から豪快に飲む予定だったのだが,なんと先輩の誘いを断り,研究室にstayする輩がいたのです.
信じられない.
彼らは社会に出ても使い物になりません.
ですが今の時代はそちらが多数派らしいですね.
申し訳なさそうにしているならまだしも,私が直接声を掛けたのに無視する学生もいました.
逆にこういう時はどうすればいいのでしょうか.
隣にいた白髭は私が爆発しないだろうかと冷や汗をかいたそうですが,私はそんな事では怒りませんよ.w
次のソフトボールの練習で事故を装い報復するまでです.
話は逸れましたが,昼間からのビールというのは美味しいもので,非常に楽しい会となりました.
普段話せないこともお酒の席では無礼講ですからね.
みんなでビールを飲んだ後は,〆のラーメンを食べに行きました.
なんでも欧州では博士号を取得した際は,自分がお世話になった人々を招いて「おもてなす」そうです.
滝川さんのやつですね.
欧州にもあるやんけ.w
私達の研究室は国際化が進んでいるせいか,その風習が適用されるらしく,何か賞を受賞した者は皆に飯を奢らなければいけないのです.
其の為,〆のラーメンは私が支払ったのです.
ラーメンだけならいざ知らず,勝手に餃子を注文した馬鹿たれ(TKさん)もいましたが,今回だけは目を瞑りましょう.
しかし,私が奢ったというのに礼も言わない奴は天に召されて頂きたいです.
ここまでが表の御話です.
みんなで気分よく帰ろうとしていると,白髭がまだ飲みたいと言い出しました.
後輩たちは乗り気ではありません.
雰囲気としては解散モードです.
しかしここで,TKさんの彼女から連絡がありました.
なんと彼女とその友人2人がビアガーデンでお酒を飲んでいたのです.
白髭はさっさと後輩を帰し,臨戦態勢となりました.
ここから再び飲み会を行うこととなったのです.
白髭は私達の前では,イかれた発言や行動で場を盛り上げてくれるのですが,女性を前にすると皮を頭から被り,口が無くなってしまいます.
白髭は風貌はイケメンなので,発言をしなければ面白くない唯のカッコイイ人です.
その辺の御淑やかな女性であれば釣れる可能性が残されていますが,今回は相手が悪い.
なんといってもTKさんの彼女とその連れです.
TKさんと付き合うという事は,言葉では形容できないような危険な行為です.
喪黒福造が差しだしたものに手を出すくらい危険です.
それを3年(?)も続けているのだから只者ではない.
もしくは既に何かの中毒者の可能性が高い...
白髭はあれよあれよという間にお酒を飲まされダウンしてしまいました.
近頃の疲れもあったのでしょう.
トイレで横たわっておりました.
私が看病している間も皆さん楽しくお酒を飲んでいました.
ここまでは本当に楽しい日でした.
女性陣も粒揃いで,私が適当な事や信じられない悪口を言っても言い返してきました.
その辺のガールズバーより楽しかったです.
しかし白髭が倒れてしまったので,ここから私はずっと彼の背中を擦っておりました.
動くのが辛そうだったので,女性陣(TKさんの彼女を除く)には先に帰ってもらい,白髭を元気づけながらなんとか店を出てもらいました.
私サンダルだったので足は白髭のゲロだらけです.
嫌味一つ言わないで頂いたお店の方々には感謝しております.
そこから彼の自転車のチェーンのナンバー解読に数時間.
最後に白髭のチャリを引きずりながら彼を家に送り届けてミッションコンプリートです.
チャリを持っていた右手はパンパンでした.
今週は右手の筋トレいらないな.w
そして現在...
私の隣には白髭がいます...
パソコンに向かっています.
何故か怒っています.
すんごい怒ってます.
お前にはドン引きしたと言ってきました.
世知辛い世の中ですな...
白髭:数学オリンピック出場経験のある研究室一の秀才でW.R.Hamiltonの生まれ変わり.JCが好きでアニメオタクのタコ野郎.
TKさん:森羅万象,諸事万端の知識を蓄える助平博士課程後期.頭の回転が非常に速く,彼の行動効率はカルノーサイクルをも凌ぐ.